
高齢者や障害者の方々が、今の生活能力(ADL:日常生活動作)を維持・向上させるためには、「住環境」が大きな役割を果たします。
特に、住宅改修によって生まれる“二重動線”の工夫は、普段の暮らしの中で自然とリハビリを促進する仕掛けになります。
「二重動線」とは、例えばリビングから洗面所、トイレへのアクセスルートが1つだけでなく、2つ以上設けられている状態を指します。このような複数のルートを作ることで、家の中を回遊できるようになり、移動の回数や距離が自然と増えます。
高齢者や身体に障害がある方は、どうしても動作が制限されがちです。そ
のためリハビリにも「続けやすさ・無理のない環境」が重要です。
・普段の生活で自然と動くことができる
・動線上に手すりや段差解消などの工夫で安全に移動できる
・動く楽しみや自信につながる
こういった環境整備は、わざわざ「リハビリの時間」を設けなくても、日々の生活が自然とリハビリになる好循環を生み出します。
・廊下や部屋の間仕切りをスライド式にして自由に動線を切り替えられるようにする
・トイレ・浴室・寝室などへのルートを複数確保
・ぐるっと家の中を一周できる動線づくり
今のADLでもできることを増やし、将来的な自立の維持や介護予防につなげるためには、住まいの工夫が欠かせません。
二重動線を活用した住宅改修で、ご自宅がそのまま「日常リハビリの場」になる――そんな環境づくりをご提案します。
