
家の中で過ごしているはずなのに、
なぜか落ち着かなかったり、ソワソワしてしまったり。
発達障害や精神疾患、知的障害などのある方にとっては、
まわりの音や人の気配、光、雑多なものの視界など、
たくさんの刺激が重なりやすい環境で生活していることがあります。
そんな中で、大切になるのが
「自分が安心していられる場所が家の中にあること」。
それは、特別な部屋でなくて構いません。
ちょっとしたスペース、一角だけでも十分です。
・まわりの刺激から距離がとれる
・気持ちの切り替えがしやすくなる
・興味や好きなことに"没頭"しやすくなる
・「自分はこれでいい」と思える感覚が育ちやすい
居場所は、心の安全地帯。
それは「その人がその人らしくいられるための支援」の一つです。
まずは、大きく変える必要はありません。
ほんの一角から“自分の空間”をつくってみましょう。
①空間に"境界"をつくる
部屋のすみで大丈夫です。
パーテーションや本棚、突っ張りカーテンでもOK。
視界が少し仕切られるだけで、まわりの刺激がやわらぎ、
その場所が「落ち着けるスペース」に変わります。
②体が安心できる感覚を整える
椅子の座り心地、クッションの柔らかさ、足元のラグの触り心地。
身体がほっとできる感覚は、心にも直結します。
「ここは安心できる」と感じられる要素を大切に。
③好きなものをそばに置く
趣味の道具やお気に入りのカード、
触って落ち着ける小物でも構いません。
"好き"のある場所は、心がそこに帰ってこられる場所になります。
④音や光をやわらげる
強い光や反響する音は、気持ちが落ち着きにくくなります。
厚手のカーテンや間接照明、小型ライトなどの小さな工夫で、
空気の「やわらかさ」が変わります。
ある家族が話してくれました。
「うちの子は、部屋のすみで小さな机に向かっている時が、一番落ち着いているんです。」
それは、
"ひとりでいられるけれど、ひとりぼっちではない"
ちょうど良い距離の場所だったのでしょう。
居場所は、人それぞれ違います。
大切なのは、 「こうするべき」ではなく、 その人が安心して戻ってこられる形を一緒に探すこと。
・居場所は広さではなく「安心できる囲われ感」で決まる
・趣味や作業は「できる・できない」より「落ち着ける場所でできるか」が大切
・家の中に"自分のペースに戻れる場所"があることは、生活の支援になる
"ここなら大丈夫"と思える場所は、家の中でつくれる支援です。
—住環境整備のご相談はお気軽に— 感覚や特性、生活スタイルに合わせた"居場所づくり"をサポートします。
