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2025.12.09

バリアフリー工事×車いす移動しやすい〜“なんとか通れる”から“一緒に暮らしやすい”へ〜

「車いすになってから、家の中を動くのが大変になった」
「リフォームした方がいいのはわかるけど、何から考えればいいのか…」

そんな声を、実際によく耳にします。

バリアフリー工事というと、“段差をなくす”“手すりをつける”というイメージが強いかもしれませんが、車いすを使う生活では、もうひとつ大事な視点があります。

それは、
「車いすでどこまでスムーズに動けるか」 ということです。

🪑 “通れるから大丈夫”で、本当に困っていない?

よくあるのが、こんなケースです。

・がんばれば通れるけれど、いつもギリギリ
・トイレの前で方向転換するだけでひと苦労
・家族とすれ違うとき、いつもどちらかが無理をしている
・扉を開けたままにしないと出入りできない

数字の上では「車いすでも通れます」と言われても、 実際の暮らしの中では「ちょっと大変」が積み重なっていきます。

バリアフリー工事で目指したいのは、“なんとか通れる家”ではなく、 “ふつうに暮らせる家” なんですよね。


🌿車いすで暮らしやすくするためのポイント

全部を一度に変える必要はありません。よく使う場所から、少しずつでも十分です。

出入口や廊下の「ゆとり」をつくる

ほんの数センチ幅が広がるだけで、

・方向転換がしやすくなる
・家族とすれ違いやすくなる

といった変化が生まれます。

段差をなくす or なだらかにする

敷居や玄関の段差は、毎日の小さなストレスの原因になります。
スロープや段差解消材で、車いすでもスッと通れる動線にしていきます。

開き戸から引き戸へ

車いすに乗ったまま、片手で扉を開け閉めするのは意外と大変です。
引き戸に変えるだけで、出入りのストレスがぐっと減ります。

曲がる場所・向きを変える場所を意識する

曲がり角や出入口の前など、 「いつもここで苦労している」という場所こそ、工事の優先ポイントです。

🏠 ご本人の「やりやすさ」と、家族の「支えやすさ」

車いすで動きやすい家って、実は“ご本人のためだけの家”じゃないんです。

ご本人の側から見ると——

・トイレや洗面所に「自分で行けた」
・ベッドから移動するときに、引っかからずに済んだ
・いちいち「ごめん、ここ押して」、「ちょっと向きを変えて」と頼まなくていい

こういう場面が増えると、
「まだ自分でできる」「迷惑ばかりかけているわけじゃない」
という気持ちが、少しずつ戻ってきます。

一方で、ご家族から見ると——

押すときに力いっぱいがんばらなくてよくなる
曲がり角や出入口でヒヤッとしなくて済む
介助に使う力が減る分、関わり方にも余裕が生まれる

こんな変化が出てきます。
「家がちょっと動きやすくなっただけ」で、ご本人もご家族も、イライラや不安が少し減るんですね。
結果として、

介助の時間そのものよりも、「一緒に過ごす時間」の質が上がる
お互い、少しだけ優しくなれる余白が生まれる

そんなふうに、 “動きやすい”は、暮らしや関係性の雰囲気まで変えてくれる要素なんです。

✨ 最後に

バリアフリー工事には、「やってよかった」という声も多い一方で、

・費用
・工事中の負担
・小さな工夫が、在宅ワークの質を大きく変える
・間取りの制約

など、ご本人にとってデメリットになる部分が出てくることもあります。

だからこそ、

どこが一番困っているのか
どの場所から変えていくと生活が楽になるのか

そこを一緒に整理しながら、 ムリのない形で工事を考えていくことが大切だと思っています。


—住環境整備のご相談はお気軽に—

「車いすで暮らしやすい家にしたい」と思ったときの最初の相談先として、どうぞお声がけください。

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